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人がどこで、誰と向き合うか?というこれからの重要視点


AI時代に求められるのは「幅」と「芯」を併せ持つ人



ここから先の社会では、働き方も生き方も、これまでの延長線では語れなくなります。しかもその変化は、ある日突然劇的に起こるというより、静かに、しかし確実に進んでいきます。

気づいたときには前提が変わっていた、という状況にならないためにも、今それぞれの立場で「時代が切り替わりつつある」という事実を直視し、自分なりの動き方を考える必要があります。

私たちFirst AIは、「地方×AI」を掲げ、全国の企業や現場と向き合いながら生成AIの導入支援を行っています。その中で見えてきたのは、AI時代に価値を発揮する人の条件が、これまで語られてきたものとは少し違う、ということです。


AI時代に、どこで、誰と会うか


ゼネラリストか、スペシャリストか、という議論は本質ではない



AIが普及し始めてから、「これからは何でも浅く広くできる人が強い」「いや、やはり専門性がないと生き残れない」といった議論をよく耳にします。

ただ、現場で実際にAI活用を進めてみると、どちらか一方では足りないケースがほとんどです。

AI時代に本当に強いのは、全体像を理解できる視野を持ちながら、どこかに確かな実務の重みを持っている人です。



AIによって「作業の重さ」は一気に軽くなった



文章作成、要約、資料づくり、コード記述、UI案の作成、簡単なプロトタイプ。これまで時間や経験が必要だった作業の多くは、AIの登場によって誰でも一定水準まで到達できるようになりました。

これは、個人にとっても企業にとっても大きなチャンスです。一方で、「作れるかどうか」で差をつける時代は、ほぼ終わったとも言えます。

今、問われているのは別の点です。

  • どんな課題に目を向けているか

  • それを誰のために解こうとしているか

  • 最初に誰の手に届けられるか

勝負の場所は、完全にここへ移っています。



表面的な理解では、現場にフィットしない



知識を幅広く集め、AIで形にすること自体は難しくなくなりました。しかし、現場から離れたまま作られたものは、どこかでズレが生じます。


見た目は整っているのに、

  • 実際の業務フローに合わない

  • 暗黙の前提が抜けている

  • 忙しい時間帯のことが考慮されていない

こうした違和感は、現場ではすぐに見抜かれます。


逆に、特定分野の知識や経験だけに閉じてしまうと、「そもそも今、何に手を打つべきか」という判断で遅れを取ります。



だからこそ重要なのが、視野の広さと、現場に裏打ちされた判断力の両立です。



First AIが考える「深さ」とは何か



私たちが言う「深さ」は、知識量だけを指していません。もっと実感に近いものです。

それは、その業界の中で日々起きている現実を知っていることです。


飲食店であれば、キャンセル一件が売上にどう響くか。介護であれば、記録や引き継ぎのミスがどんなリスクにつながるか。建設であれば、書類対応や写真管理がどれほど現場を圧迫しているか。教育であれば、成績管理や保護者対応がどんな負担になっているか。

こうした「毎日のしんどさ」は、外から調べただけでは分かりません。当事者は、その感覚を肌で知っています。



当事者は、自然に「最初の利用者」になれる



もう一つ大きな違いがあります。それは、当事者は自分自身が最初の利用者になれるという点です。

プロダクトの初期段階は、完成度が高いとは言えません。それでも、「今より少し楽になる」だけで使う理由になります。



自分で使い、改善し、身近な人に勧める。この流れが自然に生まれることは、非常に大きな強みです。


ここで必要なのは、高度な技術力よりも、課題との距離が近いことです。



AI時代は、営業のあり方も変わる



営業も同様です。現場を知らない立場からの提案は、どうしても警戒されます。

一方で、同じ業界を知る人が話すと、空気が変わります。


「それ、うちも同じで困っていて」

「そこは確かにネックになりますよね」



AIによって作る力が横並びになるほど、信頼や紹介、最初の接点の価値は大きくなっています。



業界の外にいるなら、どう動くべきか



最初から業界の中にいる人ばかりではありません。外にいる場合は、その不利を認識した上で行動を重ねる必要があります。


  • 現場に足を運ぶ

  • 直接話を聞く

  • 同じ場所に何度も通う

  • 紹介を少しずつ増やす


リモートワーク自体が悪いわけではありません。問題なのは、現場と向き合うコストを払わずに済ませようとする姿勢です。

AIと画面越しに議論するだけでは、実際に使われるものにはなりにくいのが現実です。


どこにいるべきか?


地方×AIという選択



First AIが地方にこだわるのは、課題と人との距離が近いからです。

地方には、人手不足や業務の属人化といった課題が多く残っています。同時に、その困りごとを誰よりも理解している当事者がいます。

私たちは、AIを一方的に押し付けるのではなく、現場に入り、話を聞き、一緒に使いながら形にすることを大切にしています。

それが、AIを「使われる技術」にするために欠かせないプロセスだと考えています。



AI時代に差がつくのは、能力そのものよりも立ち位置です。



  • 課題に気づける場所にいるか

  • 最初に届けられる距離にいるか


この差は、思っている以上に大きくなります。


その距離を縮めるためには、時間も労力も必要です。多くの場合、それは実際に足を運ぶことでしか得られません。



AIが進化するほど、人がどこで、誰と向き合うかが、より重要になります。


それが、私たちFirst AIが「地方×AI」を掲げ続ける理由です。

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